国はこれまで「国民を死なせない努力」をしてきたと言えるでしょうか?

「防災の事を考えずに、よくここまで無計画に、街づくりをしてきたものだ!」
防災の専門家が、東京の街を上空から見て発した言葉です。
歴史を紐解いてみても、日本列島は北から南まで、幾多に亘って地震を繰り返して来ました。
地震直後の建物の倒壊・火災・津波による被害によって、多くの犠牲者を出すことをも繰り返してきたのです。
ならば、人間は経験から学ばなければなりません。
自然の警告に真摯に耳を傾け、犠牲者になった多くの人々の叫びを思う時、国の成すべきことは、地震による倒壊・火災・津波から国民の命を守ることだった筈です。
「国民を死なせない」という意志と努力が見える街づくりをすべきだったのです。
野田政権は将来の為に増税已む無しと増税を声高に叫びますが、国はこれまで「国民を死なせない努力」をしてきたと言えるでしょうか?
「国民の命を最優先に考えてきた」と言えるでしょうか? 
災害を繰り返しながら、防災に対して余りにも無防備で無頓着でいる日本国民に対し、自然の脅威がどれ程のものかということを、今回、東日本大震災のような形で、愚かな人間に知らしめたのかも知れない、私はそう感じています。
震度7以上の地震では、人間は立っていることが出来ない・・・何かにつかまって、地震が収まるのをただ待つしかないそうです。
よく、災害に備えて、水や食料を備蓄するように言われますが、災害後に水を飲め、食料を口にすることが出来るのは、生き残った人間だけです。
水を飲む前に、食料を口にする前に、大事なのは「死なないこと!」「生きていること!」なのです。
災害多発国である日本に、これだけ欠陥住宅が溢れ、少しも減らないのは、「国民を死なせない!」「国民を絶対に災害から守る!」という強い信念が、国に無いからです。
原発の問題も同様です。
今ある姿は、建築業界の顔色ばかりを伺い、建築業界に有利なように、愚にも付かない法律を定め、個人の住宅を守って来なかった成れの果てです。
「住人の命を守る災害に強い家=つぶれない家」を造らせる為には、今のやり方を変えなければ駄目です。
「確認の申請書」や「検査済み証」など、名前だけ立派でも、役に立っていません。
無意味なものを発行しても無駄です。申請書通りの建物が建たなくても、誰も知っちゃあいない。
最初から最後まで、一度も第三者によるチェック機関が無いまま、数千万円もするものが、消費者の手に渡ってしまう・・・この流れことを止めなければ駄目なのです。
違法建築・欠陥建築を建てさせない為のブレーキになる機関(天下りでない)、チェック機能を持つ機関(”)を何回もクリアしてこそ、家は消費者に引き渡されるべきなのです。


プロフィール

kekkanzyuutaku

Author:kekkanzyuutaku
欠陥住宅を建てて逃げた茅ヶ崎市の清水建築工房の社長を追っています。御存知の方はお知らせください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カテゴリ
リンク
フリーエリア
月別アーカイブ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する