確認申請書とは?

「確認申請書」とは・・・・・
建物を建築する場合に、その計画が建築基準法などをク リアしているかどうか
を、事前にチェックするためのものです。 
あくまで、着工前の設計図や図面上での審査なのです。 
たとえ審査基準を満たしていなかったとしても、図面上クリア出来たものを提出
すれば、審査をクリアすることが出来てしまうのです。            
つまり、確認申請書の存在と建物の存在は、時間差が有る為、必ずしも内容が
一致しないこともあり、場合によっては好き勝手に変更されたり好き勝手につく
られたりということもあるのです。
                                          
要は、確認申請書は自己申告のような役割しか果たさない ということです。 
欠陥に関しては、「確認申請書」が有るか?無いか?というのは、それほど大き
な問題ではないのです。
確認申請書の内容と同じ品質が、建物に備わっているとは限らないのです。
確認申請書は、申告するのが当たり前です。しかし、手続きの仕組みは非常に
ズサンなものです。
確認申請書は主に、建物と周囲との高さ関係などを定義した集団規定をチェック
する書類です。敷地面積の建蔽率をはじめ、敷地面積の高さ道路に面してどの
ように建てられるか、
側、あるいは道路斜面は、東西南北の位置はどのように
なっているのか、隣家との距離はきちんと離れているか
と言った項目が中心です。
 
ところが、
欠陥で問題になるのは、個々の建物の構造や避難経路などを定義した単体規定
です。
単体規定を守るのは、設計者である1級建築士または、1級建築士のモラル
委ねられます。
単体規定は、表現されていなくても、咎められることも説明を求められることも
ありません。
違反している部分があったとしても、図面に記載する必要の無い内容があったり
することから、確認申請書だけでは、残念ながら欠陥をチェックすることは出来な
いのです。
                              *****「偽装建築国家」 岩山健一 著 より *****

岩山氏は、「確認申請書は、申請するのが当たり前です。しかし、手続きの仕組みは
非常にズサンなものです」と書いています。
ならば、「確認申請書」は、何の為にあるのでしょうか?
                誰の為のものなのでしょうか?
                役所に出す意味がどこにあるのでしょうか?
疑問ばかりが沸いてきます。
我が家は、建蔽率を無視して建てられました。それでも、建築主事はOKの建築許可
を与えています。
書類に目も通さない、チェックもしない、機械的にハンコを押している
としか、思えません。
建築主事の責任は問われないのでしょうか?
役所に出す書類が、こんなにズサンな取扱いをされている事を、施主は知りません。
「確認申請書」の存在の意味の無さ、曖昧さ、が欠陥住宅を生んでいる原因の一つと言
ってもいいでしょう。
着工件数が多くて仕事が追い付かない・・とは言わせません。
欠陥・違反住宅は、行政の「何もしたくない」「何もしない」無責任さが、生み出している
要因になっていると思うのです。
「確認申請書」を、意味の有る、生きた書類にしなければいけません。
残念なことに、今や、建築士にモラルなど無い時代なのですから。




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kekkanzyuutaku

Author:kekkanzyuutaku
欠陥住宅を建てて逃げた茅ヶ崎市の清水建築工房の社長を追っています。御存知の方はお知らせください。

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