回答2

                                 *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *
                                      藤沢市長からの回答 全文
                                 *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  * 

平成25年l0月l4日付文書のご質問について (回答)

平素より本市行政にご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、2013年 (平成25年)10月14日付にて頂きました質問につきまして、次のとおり回答いたします。
まず、建築確認の目的、建築工事に着手する前に当該建築計画が建築基準法令 (以下 「法」といいます。)に適合するものであることについて建築主事による審査を受け、法に定める建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を満たしているかを確認することにあります。
〇〇様邸の建築確認申請書に添付された設計図書は、木造二階建て住宅のものであり、設計内容が法の基準に適合していたため確認済証を交付しております。木造三階建てと判明したのは市職員が今回〇〇様邸を最初にご訪問させていただき現状を確認したときとなります。
実体的な建築物の規模としましては現状も二階建ての建築物ですが、二階建ての範囲で築造可能な小屋裏部屋の規模を越えているため、結果、三階建ての住宅となっているものです。これは建築確認、申請の設計図書に無かった小屋裏部屋が築造されたためですが、この小屋裏部屋の面積・高さを縮小することなどにより、二階建てとすることが出来ます。
また、セットバックにつきましては階数に拘わらず、接する道路が4mに満たない道路の場合はその中心から2mの後退をしなければなりません。
以上のことはご"自宅へ担当職員がお伺いする度にご説明させていただきましたことですが、再度、ご説明させていただきます。
階段幅につきましては法第6条の3(建築物の建築に関する確認の特例)に より、木造二階建て住宅につきましては建築士の技術水準、建築物の敷地、構造及び用途その他の事情を勘案して建築主事の審査を要しないものとされています。また、建蔽率、容積率につきましては設計図書に記載された内容が法の基準に適合していたことから確認済証を交付したものであり、建築工事の着手後設計に変更があれば当然計画変更の建築確認申請書を提出し、確認済証の交付を受けることを原則としております。従いまして、三階建てへの変更や、床面積を増加する計画となるなら計画変更の建築確認,申請をしていただく必要がございました。
ご指摘の 「立ち上がった建物が、建築基準法に違反しているか?違反していないか?を確認する部署は、役所の中のどこの部署か?」につきましては、建築指導課となりますが、そのためには完了検査が必要となります法では、エ事が完了したときは建築主が建築主事に完了検査の申請をしなければならないと定められており、まさに建築物が法に適合しているかどうかを判断するための制度となります。
以上のことは建築主に求められる規定ですが、実際は建築主により依頼された建築士が法に適合する設計を行い、代理者として建築確認や完了検査の申請を行うことが当然の行為であり、また工事監理を請け負った同建築士は建築確認の設計図書どおりの建築物となるよう工事を監理すると共に変更がある場合には計画変更の建築確認を申請する必要があります。

建築士は、一定の資格を有する専門的職業人として建築主の特別の委任を受けており、その有する知識、技術、経験などを駆使して的確に業務を遂行する義務があります。それだけに、建築物の設計及び工事監理にあたる建築士の職責は重大であり、建築士法に定めるところにより、建築士が工事監理を行う場合は誠実に業務を行い、工事が設計図書のとおりに実施されていないと認めるときには、直ちに工事施工者 にの度は同一人)に注意を与え、設計図書及びその前提である法に定める具体的な技術基準を充たす工事施工を図るべく監理する義務があります。この業務を怠れば、戒告などの処分が課せられるだけではなく、民法上の不法行為或いは債務不履行として損害賠償責任を負うべきこととなります。今回の件に関しましては建築士かつ工事監理者及び現在は所在がありませんが工事施工者であった当事者に責任があることは言うまでもありません。
今回、〇〇様にご質問いたしました調書の内容につきまして、不愉快な思いをされたとのことですが、調書の提出を依頼した際に市職員から説明させていただきましたとおり、建築士の処分を行うにあたり、建築主と代理者・設計者・工事監理者及び工事施工者双方に等しく状況を伺う必要がありお願いしたことでありますので、ご理解ください。
実際に双方の回答を見ますと報告内容にかなり食い違いが生じている点がありますが建築主が仮に工事の内容等に誤った指示や要望を行った場合にも、建築士及び工事監理者は、建築主に違反となることを知らせ・るべきであり、漫然と建築主の指示に従った場合にはその責任が免れないとの判例があります。
この点について市は双方の正当性を判断することは出来ませんが、建築物の違法の状況につきましては確認いたしました。
固定資産税の価格に関しましては、不動産の購入価格や建築工事費ではなく、「総務大臣の定める固定資産評価基準」に基づいて評価されますので建築指導課として評価方法の正当性を判断する立場にございません。
ご自宅に伺った際にも申し上げましたが、法では建築主に違反の是正を求めることになっております。違反を放置しているわけでも、黙認しているわけでもありません。地震・強風に恐怖を抱いて生活をされていることに関しましては、充分理解しているつもりです。市としては是正を求めることしかできませんが、早急に耐震i事を行っていただきたいと思っております。
〇〇様の 「行政は、正しく施工しなかった建築士を直すよう指導する、これは建物が完成した後でも、行われるべきではないのか」というご指摘はそのとおりと存じております。
しかしながら、この度の件につきましては、平成i 7 年に現在の公益社団法人日本建築蓄協会神奈川地域会 (J lA神奈川)にもご相談され検査済証がないことなども既に〇〇様は把握され、また、平成l 9 午に第3 者の建築士事務所により「〇〇様邸施工鞍鹿に関する鑑定意見書」を作成され、それをふまえ平成2 0年1 0月に東京地方裁判所に建築士に対する損害賠償請求を提訴され平成2 2年6月には調停が成立しております。つまり司法の場により建築物の違法性と欠陥について既に明らかとなっており、一刻も早く賠償金支払いが履行されることが最大の課題です。
市職員がご自宅にお伺いした際、〇〇様は建築士の強制執行妨害罪等をふまえ警察への告訴もご検討されているとのことでしたが、これまでの経過から現在の状況ではこの分野のご専門の弁護士等にご相談され、司法による問題解決が現実的解決と存じております。
〇〇様の 「市に責任はある。しかし、県に報告する事ぐらいしか、市は何も出来ない」と建築指導課長が申し上げたとご指摘されましたが、これまでの本市建築行政において、検査は完了検査の申請が市に提出されたものについて行い、または建築中の物件について違反パトロールの実施や近隣にお住まいの方からの通報により行っており、この度のような件について確認できなかったことは誠に遺憾と存じておりますが、この点につきましては今後の市の課題としていくことを申し上げたところです。
神奈川県の建築安全課が当該建築士の処分を行うためには、現時点に放いても特定行政庁である本市が違反建築物の特定を行う必要があることから行ったことであり、前述いたしました違反及び建築物の欠陥につきましては、損害賠償に係る司法の中で解決いただく内容であると存じます。
いずれにしましても、〇〇様が一刻も早く建築士との紛争を解決し、安全・安心な暮らしを取り戻されることを心から願っております。
                          以上

プロフィール

kekkanzyuutaku

Author:kekkanzyuutaku
欠陥住宅を建てて逃げた茅ヶ崎市の清水建築工房の社長を追っています。御存知の方はお知らせください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カテゴリ
リンク
フリーエリア
月別アーカイブ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する