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「逃げたGPライダーを追え!!」 4 魔の出逢い その2

魔の出逢い その2

彼の大工としての技量はどうだったか?
建築士の資格は、机上の勉強で取れたとしても、職人としての知識と技能は、にわか勉強で身につくものではない。
なんとか、型の決まった建売住宅は作れても、注文住宅を建てるノウハウやマニュアルを、彼は持っていなかった。
注文住宅を建てるには、施主との綿密な打ち合わせを前提とした、緻密な設計力が要求される。
   ・一体、どのような打ち合わせをすればいいのか?
   ・施主の要望を、法の範囲内でどのように生かすことが出来るか?
これまでの客は、文句を言える立場にない“全部お任せ” の、友人・知人だけだった。
本当の客を取るには、まだまだ経験が浅かった。
家を建てる上で、客との交渉力構想力設計力スケデューリング力が最も重要である
事に、彼は、気が付いていない。
或いは、「そんなもの、無くたって出来る」と、タカをくくっていたのかも知れない。

契約書はどうだったか?
それは契約書とはとうてい言えないしろものだった。
契約書には、設計図設計内訳書が付いていなければならない。
契約金額完了期限が示されているのは、当たり前のことだ。
それなくして契約書とは言えない。
ところが、その契約書は、ひな形の契約書書式に、一階と二階の間取り図と、壁が漆喰塗とかいう簡単な2枚ほどの仕様表が付いているだけのものだった。
その事について、問いただすと、彼は
    「設計は、これからきちんと要望を聞いて、まとめますから」と言って客を説得した。
しかも、契約金
額は入っているものの、完了期限が契約書に入っていなかった。
客に、完了期限を示した工程表を示してくれるようにと言われ、
彼は、11月末日をもって完了という工程表を提出した。
(しかし、この工程表も、後日、一方的に12月末日をもって完了という工程表に差し替え
られることになる)

なぜ、この時点で「清水建築工房」との契約を止めなかったか?
ここが一番悔やまれる所ではある。
客にとって、家を建てるということは、人生で一回か二回の経験である。
そんな客を手玉に取る事くらい、工務店から見れば朝飯前の話だ。 
とにかく契約を取り付けるまで、清水氏は、非常に仕事に熱心な、好人物を演じていたし、
気の弱そうな彼の容姿からも、質の悪さを、感じ取る事はなかった。
「何としても客を取りたい」・・その一心で、彼は、
ああでもないこうでもないと、口八丁
手八丁で取り入ろうとしていたというのか?
ああいう風に、人は騙されてしまうのか?
情に絆(ほだ)されてはいけない。
あの時が、分かれ道だった。
あの時、強く、強く、強く、「清水建築工房」を跳ね除けるべきだった。 
蟻地獄の入口に立たされている事を、客は、その時、まだ知らなかった。




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kekkanzyuutaku

Author:kekkanzyuutaku
欠陥住宅を建てて逃げた茅ヶ崎市の清水建築工房の社長を追っています。御存知の方はお知らせください。

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