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「逃げたGPライダーを追え!!」47 最後に!!

最後に!!

「清水建築工房」が建てた家は、欠陥ばかりではなかった。
その後の調べで、建築基準法に幾つも違反した「違法建築」であることもわかった。
「今まで、こんなにデタラメでズサンな違反・欠陥の建築現場を見たことが無い」
「こんなに卑劣な人間を見たことがない」現場を見馴れている建築士達は皆、口を揃えて言う。
修繕されないまま放置されてきた現場は、繰り返す台風や豪雨に痛めつけられ、いよいよ被害者の生命に危険を及ぼす状況になった。

被害者すなわち私は、困り果てて、県知事にも、市長にも、直接手紙を書いた。
市役所は、前にも後にも、建ち上がった家を、一度も見に来ていない。
そして、ようやく欠陥現場を見に来た藤沢市資産税課は、建ってまだ8年の住宅に「資産価値ゼロ」という評価を下した。
現場を見に来た藤沢市計画建築部建築指導課課長は、建築基準法に数々、違反していることを、8年も経って、初めて知ることとなる。
建ち上がった時に、違法建築であることがわかっていれば、裁判の判決は、絶対的に被害者に有利になっていた筈だ。
市役所の責任は重大だ。
それなのに、欠陥現場を放置し損害賠償も払わずに、隣町で平然と暮らす加害者を、訪ねることも、指導することもしないと言う。
「市は、県に報告するだけ。それ以外は何も出来ない」の一点張り。

建築士の監督を行う神奈川県土整備局を訪ねてみた。
「国会議員の皆さんが、建築業界と仲良しなので、県ごときレベルでは何も出来ないんですよ」
・・・開口一番、職員にそう言われてしまった。
その上、資格を得ている建築士が建てた家が、重大な違法・欠陥建築であったと知っても、驚きもしなければ顔色一つ変えない。
加害者が、頑として修繕にも応じず、損害賠償も払わず、逃げ続ける話を聞いても、反応は無い。孤軍奮闘して闘っている被害者を、「助ける手立ては無い」と言う。
「この男の処分は、せいぜい2~3か月の停職にしかならない。
建築士免許を剥奪するには、警察に捕まえて貰うしかない」と続ける。

欠陥住宅しか建てられない人間に、建築士の資格を与えているのは県知事である。
技能訓練も、技能テストも行わないで、たった一回のペーパーテストで、運よくまぐれで試験に通っても、次の日から、建築士様だ。
建築士としてのプライドなど、はなから持ち合わせてはいない。

任命責任は県知事に有る。そして、違反・欠陥建築しか建てられない欠陥建築士を監督・処分出来ない責任は、怠慢な県土整備局に有る。
県民税・住民税・固定資産税・・一体何の為に私達は、税金を納めているのか?

「そんな業者を選んだ、あんたが悪い」
「あんたが、良く調べなかったから・・・」
欠陥の被害に遭った被害者は、世間から冷たい視線を浴びせられがちである。
しかし、本当に、そうだろうか? 果たして、責任は被害者に有るのだろうか?
違法・欠陥住宅を専門に修理して回っている業者は、「新築の99パーセントは、違法・欠陥住宅だ」と言う。

大手建築会社だって、素人のような下請けを使って工事をしているという。
「どうして、こんなんなっちゃったんだろう?日本って国は・・・」
そう言って、工事のデタラメさを見て頭を抱える。

本当に、日本は、いつから、これほど違法・欠陥住宅を許す国になってしまったのか?
需要に供給が追い付かなっくなった高度成長期と、500万円以下の工事なら誰でも工事が出来るという規制緩和によって、建築業界は、一気に、メチャメチャになってしまったそうだ。
建築業は、数千万単位でお金が動く世界である。
金儲けをしたい輩には、持ってこいの業界だ。
誰もが参入できる割に、監視する部署も罰則も無い。
欠陥が発覚したら、修繕しないで、損害賠償も払わないで、知らぬ存ぜぬを決めてかかればいい。

「住宅品質確保法」?
そんなもの、義務であって、処罰はされない。

「住宅瑕疵担保履行法」?
抜け道など、幾らでも有る。
絵に描いた餅と同じだ。

裁判?
「客に言われる通りにやりました」と、かわせばいい。
だから、弁護士なんて要らない。
資産を隠して、荷物をまとめて、いつでも逃げられる準備さえしておけば、あとは高鼾で寝ていればいい。
逃げても、どこかにニョッコリとキノコのように生えて、また仕事を始めればいい。
加害者の生活が変わることは何もない、懐が痛むこともない・・建築業界は、無法地帯・・遣りたい放題・・荒むばかりだ。

一方、違法・欠陥住宅を建てられた被害者の生活は、一変する。
体力・精神力・経済力・・語り尽くせぬ地獄の日々が、その日から始まる。
家族崩壊・・これも現実だ。

やっと巡り逢えた理想の土地に、資産価値ゼロの家を建てられ、一向に直そうとしない業者。親の介護と子供の学費・・・被害者に、これからも生活費は掛かる。
欠陥検査・弁護士費用・裁判費用・・闘う為の資金など手元に残されていない。

自分が悪い事をした訳ではない。
こんなものは、人生設計に無かった予定外の支出だ。
なのに、金が無ければ、一歩も先に進まない
泣き寝入りするしか道は無い。
相手の思う壷だ。
粗大ゴミよりも始末の悪い、凶器と化した家にも、ローンだけは、どこまでも、どこまでも、付いて回る。

裁判所は、判決を下すところまでしかやらない。
加害者が損害賠償を払わなくても、強制的に払わせる責任も義務も無い。
やりたければ、被害者がお金を算段して強制執行手続きをしなければならない。
それができなければ泣き寝入りだ。
加害者に、強制的に資産を公開させる権限も裁判所は持たない。 
加害者に逃げられたら・・・被害者は、お手上げだ。
被害者が、探偵や警察のようなことまでして、追いかけなければ、それっきりだ。
逃げられて、泣いている被害者は沢山いる。

運良く見つかっても、その頃には、財産を全部隠し終えている。
資産を探し当てるのも、差し押さえるのも、やるのはすべて、被害者だ。
費用も全部被害者。

こんな不条理が有っていいのか・・・弁護士も嘆く・・・クライアントの前では・・・でも、所詮、他人事・・・なんとかしなければ・・・とまでは、思わない。
この上なくしたたかで、卑怯な人間の前に、法律は余りにも無力で、
償うことを知らない人間の前に、行政は余りにも無策である。

堅牢な家は、生命を守るシェルターにも成り得る。
反対に、欠陥だらけの家は、凶器にも成り得る。
大地震、大災害の恐怖を繰り返す日本で、違法・欠陥建築の訴訟件数は、減らないばかりか、右肩上がりに増える一方である。

それなのに、政府は一向に対策を講じようとしないばかりか、減税策を打って、国民に建築ブームを煽り立てることに躍起だ。
オリンピックを招致し、世界各国から観光客を集めることもいいけれど、政府がすべきは、何よりも、『災害から国民の命を守ること』が最優先な筈だ。

違法・欠陥住宅が建ち上がる【原因】、違法・欠陥住宅が、やすやすと消費者の手に渡ってしまう【プロセス】を見直し、法の改正・整備を行なえば、腐りきった建築業界の体質を改善し、欠陥建築士を業界から追い出すことだって出来る。

“ものづくり”の前に“ひとづくり”・・・職業訓練所で、実技のみならず、人として在るべき姿をしっかりと教え、棟梁と呼ばれるにふさわしい人間を育て、昔のように、若い弟子を、一から育て上げるシステムを確立する、それが最善の道だ。

金儲けの為に建築業に刺さりこみ、ハイエナのように客の骨までシャブる・・・罪の無い人間の人生をズタズタにして・・・素知らぬ顔で平然と暮らす人間に、「責任を取らせる」「償わせる」法律も、罰則も無い。
解決に至らず、被害者が長年苦しめられ、違反・欠陥住宅が修繕されないまま放置され、危険な状態に達する原因は、まず、そこに有る。

たまたま、清水建築工房の社長が、世に知られた人物だったことから、欠陥住宅の被害者である私どものブログを見た読者から、これまで、様々な情報を得ることが出来た。ここまで辿り着く事が出来たのは、ただただ読者のお蔭である。

しかし、それが叶わず、泣いている被害者は、想像以上に、たくさんいる。
声を出したくても、声が出せないのが、実情だ。
乗り越えられず、耐えられず、悲惨な結果になった家族の声も幾つも聞いてきた。
人間不信になって、誰のいう事も信じられなくなってしまった人の声も聞いた。

景気回復を見込んで、マンションの売り上げや、新築着工件数も好調に伸びていると言う。
しかし、そこには、誰でもが被害者になる危険が孕んでいるということを忘れてはならない。
犠牲になる被害者を、政府は何としてでも守らなければならないし、その為には、メディアには、こういった問題を、もっともっと世に知らしめる使命が有ると思う。

プロフィール

Author:kekkanzyuutaku
欠陥住宅を建てて逃げた茅ヶ崎市の清水建築工房の社長を追っています。御存知の方はお知らせください。

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