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調停を有利に進めるために・・・その2

裁判所に提出する損害額の算出はどのようにしたのかについて、お話しします。

裁判になると、裁判所から瑕疵一覧表を作るようにとの指示があります。
瑕疵を一つ一つ挙げていき、それぞれに主張内容と損害額を書き入れていくのです。
これに基づいて、裁判は進行し、お互いがそれぞれの主張を展開することになります。
調停案も、この一覧表に沿って一つ一つ認めるかどうか、認めるなら損害額をいくらにするかが示されます。
つまり、一つ一つの積み上げ方式なのです。
それなら、どんな細かい欠陥でも上げていって、損害額を積み上げていった方が有利な訳です。
調停案を見てみると、大きな事は認めないが、小さなことは認めやすい傾向にあるようです。
しかし、どうもお願いした建築士の方と弁護士の方の方針は違っていたように思います。
大きなこと、例えば2階建が3階建てになったという建物の強度の問題や、地盤改良の方法等に重きを置いていたようなのですが、その結果は、思うようには認められませんでした。
瑕疵が27件にも及んだという話を前にしましたが、その一件一件の積算も建築士がしてくれていましたが、4200万円にも及びました。
しかも、これには、地盤改良と外観違反の積算は、裁判開始時点では積算不能ということで金額は出されていません。
それでも4200万円だったのです。
しかし、裁判所に主張した損害額としては、3600万円なのです。
このことは、確か弁護士から損害額があまりにも大きくなってしまうからだと聞いたように思います。
確かに、家を建て替える以上の金額になってしまいます。
そして、もともと4200万円の損害額を、合計が3600万円になるように縮減して、弁護士がそれぞれの瑕疵の損害額に割り振ったのです。
この金額の割振りがきちんと建築士と相談してされたかわかりません。
この時点で、どの損害が認められやすいかを判断して、金額を割り振るという戦術的なことが必要だったのではないかと後悔します。
そして、明らかな瑕疵はどんな細かいことでも積算を取って主張すべきであったと思います。

そのことで印象に残っていることがあります。
私が弁護士事務所で、弁護士と建築士の方と打ち合わせをしている時のことです。
換気扇から漏水している部分について、これは換気扇に問題があるのではないかと、私が話した時のことです。建築士さんと弁護士さんは、換気扇を交換したとしても何千円にしかならない、そんな小さなことを主張しても仕方ない。我々が言おうとしているのはもっと大きなことなんだというようなことを、言われました。
この換気扇からの漏水の原因は外の換気カバーと周りのシーリングの影響のようだということが今回わかりました。
シーリングが切れているということと、このようなカバーでは、風で雨が吹き込んでくるとのことです。
雨漏れは、出来上がり後数か月後にはすでにしていましたので、シーリングは当初からしていなかったものと思います。
この点も、調べて見ればわかったことですから、積算を上げてもらうべきだったと思います。
とにかく主張はした方がいいのです。

この建物の瑕疵に対する評価および裁判上の戦術について、建築士、弁護士そして当事者である私との間に齟齬があったことを後悔せざるをえません。


プロフィール

Author:kekkanzyuutaku
欠陥住宅を建てて逃げた茅ヶ崎市の清水建築工房の社長を追っています。御存知の方はお知らせください。

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