あなたの家が危ない

先日、10月9日、NHKスペシャルで「あなたの家が危ない、熊本地震からの警告」という番組を放送していました(ユーチューブで見ることができます)。

その中で、最新の耐震基準を満たしている建物でも、熊本地震では倒壊した家があり、その原因は直下率の低さにあるということを指摘していました。

直下率とは、2階にある壁が1階にも通っている率のことだそうです。

2階に壁があるのに、その下の1階に広いリビングを作るために、壁を作らないと耐震性が弱くなり、1階が倒壊する恐れがあるといいます。

必ずしも、最新の耐震基準を満たしていても安全ではないことが証明されたようなものです。

国土交通省は「熊本地震で倒壊した最新の耐震基準の住宅は数が少ないので、耐震基準を見直さない方針」だといいます。

たとえ数が少なくても、検討すべきではないでしょうか。

国民の命が失われる可能性があるのですから。

ところで、我が家には1階に耐力壁がありますが、その下を支える土台に鉄筋が入っていません。

設計ミスなのか、手抜きなのか、いずれにしても、施工している大工はわかっていたはずですが、誰も口をつぐんだまま、建物は建てられてしましました。

新耐震基準を満たしているかどうかというより前に、もっとレベルの低い問題が存在しているのです。

下の写真の、橙と赤の部分は、壁が立ち上がる予定の部分です。
赤は耐力壁です。
しかし、その下には鉄筋が配筋されていません。
土台鉄筋 
しかし、そのままコンクリートを打ってしまいました。
鉄筋の入っていない土台が作られてしまいました。

基礎無しブログ用 
橙の部分の壁の下の土台は、半分までしか、鉄筋が入っていません。
赤の耐力壁の下の土台には、全く鉄筋が入っていません。

これで地震に耐えられる訳がありません。
鉄筋の入っていないコンクリートは、崩れてしまうでしょう。
土台を失った建物は支えを失って、倒壊してしまうことは明らかです。

耐震基準以前の問題・・・そこに欠陥住宅の深刻な問題があるのです。
これを行政が見過ごしておくというのは、いったいどういうことでしょうか。

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Author:kekkanzyuutaku
欠陥住宅を建てて逃げた茅ヶ崎市の清水建築工房の社長を追っています。御存知の方はお知らせください。

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